スプレッドとは?
こんにちは!
波乗りトレーダーです。
今回はFXの取引でよく聞くことになるスプレッドについて書きたいと思います。
スプレッドとは何かというと買値と売値の差を指します。
今までの記事では1ドルを100円と仮で表記することで説明し計算をわかりやすくしていました。
ですが、実際には1ドルは100円00銭など表記がされています。
よくニュースなどで為替情報が流れているときがあると思いますが、そこで為替レートが報じられるときを思い出してみてください。
「1ドル110円50銭から60銭の間で取引されています。」など聞いたことがありませんか?
この50銭から60銭という数字が買値と売値です。
なのでこの差の10銭がスプレッドとして表示されます。
FXの証券会社での表記は売値がBid、買値がAskと表示されており、その値段には差があります。
米ドル/円で例えると
100.015(Bid)/100.025(Ask)
上記のように表記されていることがありその差は0.010円です。
なのでスプレッドは1銭ということになります。
このスプレッドは証券会社によって差がありますので、確認が必要になります。
他にも取引通貨によってもスプレッドの差があるので、全通貨が同じスプレッドであるとは言えません。
下記は楽天証券のスプレッド表になります。
このように通貨別でスプレッドの差があることが分かります。
また通貨ペアも証券会社によって違いもあります。
通貨ペアに関しては次回に記載したいと思います。
ここでスプレッドの単位に注目してみましょう。
スプレッドの単位はpips(ピプス)と表示してあります。
これはPercentage In pointsの略になり、最小通貨単位ということです。
1%を使用するので、日本円であれば最小単位の1円の1%で0.01円になり、1銭=1pipsということになります。
なので国の通貨単位によって異なり、米ドルであれば、1セントが最小単位なので、0.01セント(=0.0001ドル)が1pipsになります。
このスプレッドには大きく分けて2種存在します。
・固定スプレッド
・変動スプレッド
文字通り固定スプレッドは買値や売値が変動してもスプレッドは一定に固定されているもので、反対にスプレッドが広がったり縮まったりするのが、変動スプレッドになります。
なぜこのスプレッドが変動するのかを説明します。
それは取引量にあります。取引量が多い通貨は価格が安定するので、スプレッドは狭い場合はあります。反対に取引量が少ないと価格が不安定になり、スプレッドが広がりやすくなります。
特にこのスプレッドの変動は取引量が変化した場合などに起こるということで経済指標などで価格が一気に動き変動した場合や、重要人物の発言などでの価格の動きではスプレッドが広がることが多いです。
他にも市場時間など日本時間での取引が多い時間帯や、ロンドン時間、ニューヨーク時間などでの取引が多い時間などで変動することがあります。取引量がすくなる時間などは祝日や市場が開いていない時になり、年末年始なども少ない傾向にあります。
この取引量が少ないと、急な値動きをしたときに値段が飛んでしまう現象があります。
そうするとスプレッドが広がってしまいます。なので、通貨ごとでも取引量、流動性がない通貨ペアなどはスプレッドが広がる場合が多いです。
ここまででスプレッドは狭い方がいいといいと感じますが、このスプレッド幅が狭いと取引をする際のコストが抑えれるということでもあります。ですが、約定というものがあり、注文を通すことで、約定拒否などに合う可能性もあります。なので、スプレッド幅と約定力がある証券会社を選ぶといいでしょう。特にトレードスタイルで紹介したスキャルピングなど一日に何度も取引をするようであればスプレッド幅が狭く、取引コストを抑えれる証券会社などがいいかもしれません。
スプレッド一覧が書いてあるサイトがありましたので、参考にしてみてください。
以上がスプレッドの内容になります。
スプレッド幅や約定力、トレードスタイルなどご自身のスタイルなども考慮して証券会社を選択することをお勧めします。
※投資は自己責任の為、当該投資における利益・損失における責任は全て本人の元にあるものとし、最終的な決定はご自身の判断(自己責任)でお願い致します。